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ライブコマースの海外事情、中国、タイ、台湾、アメリカを解説

2018/10/19

中国で大きな盛り上がりを見せる「ライブコマース」。今や中国だけでなく、台湾・タイ・アメリカでも人気の配信方法です。

そこで今回は、海外のライブコマース事情(それぞれの国の特徴や配信方法)を解説します。よりスムーズなライブコマースの導入にお役立てください。

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中国のライブコマース事情

急速な成長を遂げる中国のライブコマース。なぜ中国でライブコマースが流行しているのか、直近のデータや事例を交えて紹介していきます。

市場規模

ライブコマース発祥の国と言われる中国。中国大手のインターネット調査会社「iResearch」によると、中国のライブコマース市場は2020年には17兆638億円を越え、2025年には100兆円を超えると予想されています。

中国では2016年頃からライブコマースは人気でしたが、新型コロナウイルスの影響によって一気に生活に浸透。セール開始からわずか1時間で、売上が数億円に達成するインフルエンサーが出現するなどライブコマース市場は急速に拡大しています。”

特徴

中国のライブコマースの大きな特徴は、頻繁なキャンペーンと大幅な値引き率です。日本では考えられないような値引がされることもあり、普通に買い物するよりもかなりお得に商品を購入できます。

また、KOL(中国版インフルエンサー)や俳優、大企業のCEOもMCとして出演しています。中には、高額な制作費用をかけて1配信で数億円売ったという派手な事例も。一方で、販売のみならずPR目的としてもライブコマースが頻繁に活用されています。

最近ではすでに人気だった洋服や化粧品だけでなく、家具や家電、トレーニング用品など対応ジャンルも拡大。トップライバーは、土地、不動産なども販売しています。

配信方法

中国のeコマース市場はアリババ(Alibaba)が運営する「天猫(Tmall)」と「京東(JD.com)」の2サービスが80%以上のシェアを占めているのが特徴です。ライブコマースもこの2サービスを中心に展開されています。

tmall_live.PNG
天猫(Tmall)のライブコマース

台湾のライブコマース事情

近年大きな盛り上がりを見せている台湾ののライブコマース。なぜ台湾でライブコマースが流行しているのか、直近のデータや事例を交えて紹介していきます。

市場規模

台湾のライブコマース市場規模は約100億円と推定されています。ライブストリーミング利用人口は約230万人で、香港・シンガポール・インドネシアと比較しても規模が大きいです。

台湾最大級のECサイト「Shopee Taiwan」が発表したレポートによると、2020年のライブ放送の視聴者数が昨年に比べて約3倍に成長。ライブコマースと言ったら中国のイメージが強いですが、近年台湾でも大変盛り上がっており、ライボコマース市場は拡大傾向にあると言えます。

参考:直播電商正熱!蝦皮Shopee LIVE觀看人數年增3倍,賣家操作眉角是什麼?

特徴

台湾でのライブコマースは、FacebookやInstagramのライブ配信から別のECサイトに誘導をし、商品やサービスの購入を促すのが主流です。購入は外部サイトか、SNS上でのコメントや直接のメッセージで注文を受け付けていきます。

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Facebook(フェイスブック)でのライブコマース(台湾)

動画リンク:https://www.facebook.com/Keyirou/videos/2235386636745271/

台湾では幅広いジャンルの商品が販売されていますが、BtoBよりもBtoC向けが主流です。特に、主婦層をターゲットとした「農産物」「海鮮」「化粧品」「洋服」などは人気の商品です。購買人数が増えるほどディスカウント率が高くなるセールなど、視聴者をうまく巻きみながら販促効果を高めています。

配信方法

台湾のライブコマースの主なプラットフォームは、FacebookとInstagramです。視聴者は閲覧時に気に入った商品があれば、外部サイトから商品やサービスを購入していきます。

台湾で利用者の多いECモール「Momo」「PChome」でもライブコマース機能がすでにリリースされており、今後ライブコマースの盛り上がりが期待できます。

タイのライブコマース事情

年々規模が拡大しているタイのライブコマース。なぜタイでライブコマースが流行しているのか、直近のデータや事例を交えて紹介していきます。

市場規模

バンコクEC市場調査報告書(2020年3月)によると、タイのEコマース市場規模は年々拡大。東南アジアへ事業展開を目指す日本企業も関心が高まっている状況です。

もともとタイでは、2016年にFacebookのライブ配信機能が開始されてから個人や中小企業間との売買(ソーシャルコマース)が非常に人気でした。新型コロナウイルスが拡大してからは、大手企業が積極的に参入しBtoB向けライブコマースも増加の兆しを見せています。

また、タイの2大ECプラットフォーム「Lazada」と「Shopee」がライブコマース機能の導入を発表してからは有名企業も続々とライブコマースを実施しています。

Lazadaの発表によると、
・2019年3月のLAZADA LIVEの閲覧者は200万人
・最も人気のあったライブ動画は1時間で120万の「いいね」を獲得
・LAZADA LIVEにより、売り上げを50倍に増加させた企業も存在

このように2大ECプラットフォームでライブコマース機能が導入されるなど、タイでのライブコマース市場はますます速度を速めると考えられます。

さらにPwCの調査でも、51%のオンライン購入者が「ソーシャルメディアを通じて商品を購入する」と回答していることがわかりました。ソーシャルコマースの市場規模がすでに大きいタイですが、これらの観点からしてもライブコマースが伸びる余地が大きいと考えられます。

特徴

タイのライブコマースの特徴は、個人配信から企業配信へと規模が拡大している点です。新型コロナウイルスが拡大する以前からタイの中小企業には人気のツールでしたが、コロナをきっかけに大手企業も続々と参入しています。

ライブコマースの内容はオークションやクイズ(プレゼント企画)など多彩です。配信者が語るだけではなく、楽しくコミュニケーションを取りながら商品やサービスを紹介しています。

live_Thailand.png
Facebook(フェイスブック)でのライブコマース(タイ)

動画リンク:https://www.facebook.com/NongNongBigsize/videos/2112108882381240/

また、タイのマーケットはチャットコマース(サービス提供側とチャットをするような形で商品が提示され、購入まで「会話」で完結するサービス)が人気です。ライブコマースとの相性も非常に良いマーケットです。

配信方法

タイでのライブコマースは、台湾と同じくFacebookやInstagramの人気SNSプラットフォームでよく行われています。その中でも特に人気なのはFacebook。タイのSNSユーザー数のうち、約9割が積極的にFacebookを活用しています。

販売自体は別サイトにて行なわれていますが、タイの大手商業銀行「カシコン銀行」はMessenger上で送金できるサービスの提供を開始。2018年3月にはインターネット経由の送金手数料も無料化が決定しました。

このように決済面から見てもタイではFacebook(フェイスブック)上でのライブコマースが非常に実施しやすいです。新サービスや商品等の認知拡大など今後も効果が期待できます。

参考:【2021年度版】タイのSNS事情について|SNS利用率や普及率のデータを元に解説

アメリカのライブコマース事情

アメリカの2021年のライブコマース市場は約4兆円で、中国と比べると4分の1程です。2019年以降はアメリカの4大IT企業「GAFA」のうち、Google、Amazon、Facebookの3社がライブコマースサービスを開始しています。現在はアメリカの販売業者のみ配信可能なものの、 プラットフォームでの直接販売ができるようになりました。

現状Appleは参入していませんが、もしかしたら将来的にAppleも何かしらサービスを打ち出してくるかもしれません。以上のことから、アメリカのライブコマース市場は今後も拡大し続けると予想できます。

参考:2021年の売上は中国の10分の1。アメリカのソーシャルコマースの現況と今後

ヨーロッパのライブコマース事情

ヨーロッパでは2019年にBambuser社がライブ配信プラットフォームの提供を開始。女性向けファッションブランド「MONKI」やコスメブランド「Lyko」などが販売チャンネルとして利用し始めています。

ただ活用としては、自社のWebサイトでライブコマースが行われているのが多い状況です。ヨーロッパ全体としては、まだ拡大の余剰が大きく今後どのように動いていくのか目が離せません。

ライブコマースは、中国で盛り上がり他の国でも拡大か

直近のデータや事例から海外のライブコマース事情を紹介していきました。中国では大きな盛り上がりを見せていますが、それ以外の国でもまだまだ拡大の余剰が大きく今後の動きも期待できます。

売上だけでなく企業や商品への認知度向上など様々な効果があるライブコマース。日本だけでなく海外に向けての導入を検討されてみてはいかがでしょうか。

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