今回はライブコマースのコンテンツの考え方についてお話ししていきたいと思います。
ライブコマースのコンテンツは大きく分けて「人物軸(インフルエンサー)」のライブコマース・コンテンツと「商品軸」のライブコマース・コンテンツがあります。それぞれメリット(利点)・デメリット(問題点)がありますのでご説明させていただきます。
人物軸のライブコマース
インフルエンサーや有名人主体のライブコマースは「人物軸」のライブコマース・コンテンツです。
「人物軸」のライブコマース・コンテンツのメリット(利点)はインフルエンサーの集客力を活用することができるため、簡単に閲覧数を増やすことができることです。
デメリット(問題点)は、商品や店舗のファンを獲得しづらいこととキャスティング費用が高額になりがちなところです。
インフルエンサーが出演するため、インフルエンサーをキャスティングする費用によりコストが高くなることは仕方ないことですが、なぜ商品や店舗のファンを獲得しづらいのでしょうか?インフルエンサーが出演するライブコマースの視聴者はインフルエンサーのファンです。視聴者の目的はインフルエンサーを見ること。このような視聴者はインフルエンサーに興味があっても、配信主体である商品や店舗には興味がない場合が多いのです。
つまり、人を軸にしたライブコマース・コンテンツは簡単に閲覧数を増やすことができるが、商品や店舗のファンを獲得しづらいといえます。人物軸のライブコマース・コンテンツを配信する際は、顧客のLTVや長い期間でのROASで考えながら運用する必要があります。
商品軸のライブコマース
こちらは商品力で勝負するタイプです。特徴のある商品や値段で顧客を集めます。
「商品軸にする」ライブコマースのメリット(利点)は、キャスティング費用を抑えることができること、お店や商品のファンを増やすことができること。
デメリットは集客難易度が少し高いこと。商品の魅力で集客してライブコマースを実施した場合、閲覧者は商品に興味を持っているため、店舗や商品自体のファンになりやすいのです。
しかし「人物軸」のライブコマース・コンテンツと違って、「商品軸」のライブコマース・コンテンツはインフルエンサーの集客力を活用できないため、告知方法や番組内容を工夫してお客様の閲覧を促す工夫が必要になります。
つまり、「商品軸」のライブコマース・コンテンツは、集客難易度が高いが、店舗や商品のファンを獲得しやすいため、顧客のLTVや長い期間でのROASで考えた場合、商品を軸にするライブコマースは有効な手段です。
まとめ
人を軸にしたライブコマースは瞬間的な売上やアクセス数を得る手段として有効で、商品を軸にしたライブコマースは顧客のLTVや長い期間でのROASで考えた場合、商品を軸にするライブコマースは有効な手段です。
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