ライブコマースから、TAGsAPIで売り上げをつくる。

 

ライブコマースの仕組みとは?コスメやアパレルの事例も紹介

2018/09/30

2016年、中国で人気となったことを受けて、2017年以降、日本でも導入する企業が増えているのが「ライブコマース」です。コスメやアパレルのPRで見かけることも多くなった同サービスについて、事例なども交えながら詳しく紹介していきます。

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ライブコマースの仕組みとは

ライブコマースはECとライブ動画を組合わせた新しい販売手法です。活用次第で商品の認知度・好意度・購入意向を高めることができます。

ライブコマースはTV通販のオンライン版ととらえることもできますが、TVには無い双方向性が魅力です。サービスはアプリやWebサイトにて提供され、消費者はリアルタイムに販売者に質問したりコメントしたりしながらショッピングを楽しむことができます。

また、語源となっているLive Commerceですが、英語文でもこのLive Commerceという表現は利用されています。Live Streaming eCommerce や Live Video Commerceなどの表現を使うことも多いです。

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タオバオのライブコマース

日本では、ライブコマースは黎明期で、成功事例もあまり多くありません。”売る”ためのコミュニケーションも確立しておらず、PR目的でライブコマースを実施する企業が大半です。

一方、中国では、ライブコマースは日本のテレビ通販の様なポジションを確立しており、豪華なセットの使用や有名人を起用するため制作への投資額も大きいです。1配信で数億円売れることもあり、売上規模は日本より遥かに大きいですが、やはりPR目的での利用も多いのが現状です。

ライブコマースの現状

日本におけるライブコマースの現状

2017年はLiveShop!やPinQul(サービス終了)を始めとしたライブコマース・アプリのローンチが相次ぎ、ライブコマース元年とも言える時期でした。日経トレンディ「2018年ヒット予測100」にてライブコマースが2位にランクインし、ライブコマースの盛り上がりが期待されています。2018年8月にはPinQulの撤退などもあり、当初に比べると盛り上がりは落ち着きを見せています。

ライブコマースの利用実態

当社の実施したアンケート調査によると、ライブコマースの利用経験は若年層において高い傾向がありますが、認知や利用意向では年齢の高い消費者も若年層と同等もしくはそれ以上です。詳しくはこちらの記事をご覧ください。
参考:「ライブコマース利用意向は35歳以上の女性で3割|ライブコマース利用実態調査」

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海外におけるライブコマースの現状

ライブコマースは、欧米圏では東アジア・東南アジアほど盛り上がりを見せていません。ライブコマースは中華圏で人気があり、市場規模・ユーザー数共に大きいです。日本以外の海外のライブコマース事情については、こちらの記事をご覧ください。
参考:どこよりも詳しく解説!海外に学ぶ国別ライブコマースガイド

ライブコマースの活用事例(アパレル)

ライブコマースはファッションアイテムとも相性抜群です。素材やサイズなどはサイト上でも確認できますが、ライブコマースならその他の気になることを質問することもできるため、消費者はより安心して購入できます。

LIVE STYLING (ベイクルーズ)

JOURNAL STANDARD、IENA、EDIFICEなど全43ブランドを扱うベイクルーズは、自社ECサイトにライブコマースを導入。商品知識が豊富なスタッフや、店頭でアドバイスをおこなっているスタッフが配信を担当しているため、視聴者からの商品に関する質問にもリアルタイムで回答できるのが強みです。また、スタイリングの提案も交えたアイテム紹介を展開しているため、視聴者は気になるアイテムと併せて他のアイテムを買いたくなることも。

STYLING GUIDE(ユナイテッドアローズ)

自社のECサイト内でライブコマース「STYLING GUIDE Live Shopping」を展開。ライブ配信されているアイテムのなかに気になるアイテムがあれば、ワンクリックでそのアイテムの販売ページに飛べるため、視聴中でもスムーズに購入できることが魅力です。また、過去に配信されたライブ動画をアーカイブとして観られるようにすることで、仕事などで忙しくリアルタイムで視聴できない人にもしっかりとアプローチしています。

LIVE SHOPPING(宝島)

業界初となる、ファッション雑誌編集部プロデュースのライブコマースです。宝島社の人気女性ファッション雑誌全11誌の編集者が、ディレクションからゲストブッキングをはじめとするプロデュースまで担当。各雑誌の読者の嗜好やニーズ、トレンドを踏まえていることから、アピール力も抜群。宝島社および参画企業の両方のwebサイトで同時に配信しているため、雑誌読者とブランド顧客のどちらにもアプローチできることも特徴です。

ライブコマースの活用事例(コスメ)

メイクシーンを見せることができるライブコマースなら、コスメの使用感まで伝えることができます。また、リアルタイムで美しくなっていく出演者を見ることで、視聴者が購買意欲をそそられることも大きな特徴です。

資生堂

美容やメイクのプロが、コスメおよびメイク術を紹介しながら視聴者の質問に答えるスタイルが人気です。2020年11月には、ライブコマース型オンラインイベント「Shiseido BEAUTY EXPO」を開催。YOUや河北麻友子などのゲストが美容や化粧品について語ったことが話題となりました。また、公式アカウントをフォロー&リツイートした人や、ライブコマース開始までに新規会員登録をした人にクーポンをプレゼントしたことも注目度が高まった理由です。

クリニーク

「skin school LIVE」と題したクリニークのライブコマースは、タイトル通り、ビューティーアドバイザーが肌のキメや透明感を保つ秘訣など、肌ケアのコツやポイントをわかりやすくレクチャーしてくれます。2020年には、西武・そごうのコスメ情報サイト「kireidepart(キレイデパート)」でライブ配信をおこなったことも話題に。10月末の開催とあって、冬の乾燥に備える保湿アイテムや、マスク悩みを解消するスキンケア法などが紹介されました。

ファンケル

ファンケルがライブコマースを開始したきっかけは新型コロナウイルスです。マスク生活が続くなか、毛穴ケアに悩む顧客のために洗顔パウダーやパックを中心に紹介を始めましたが、その際、クイズ形式で毛穴ケアについて楽しく学べる構成にしたことは大きく評価されました。また、毛穴に関する悩みがある男性社員が登場して、その場でパックを使用してリアルな使用感を伝えたことも大好評。初回合計視聴者数は6,000人を超えています。

ライブコマースのハードルは高くない

自社の事業にライブコマースを導入することは難しそうだと感じてしまう人もいるかもしれませんが、ライブの内容を考えることに関しては、いつも顧客やクライアントに説明していることをオンライン上で展開するだけなのでハードルは高くありません。

また、自社サイトにライブコマースの機能を実装することに関しては、プロの力を借りるのが一番。クラウド型ライブコマース・サービス「TAGsAPI」もそのひとつですが、HTMLに数行のコードを書き加えるだけで貴社ECにライブコマースUIの実装が完了するので、興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。

PR:ライブコマースのことなら「Moffly」。ライブコマースのノウハウをお伝えしています。

株式会社Mofflyの提供する「TAGsAPI」は自社ECにライブコマース機能を導入できるクラウド型ライブコマース・サービスです。数行のコードをHTMLに書き加えるだけでライブコマース機能を実装できます。

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